Published: 2021-07-07
とある米農家の一年 〜種まきから収穫まで〜
小さな米農家のー年の主な仕事を時系列順に紹介します。
米農家の一年
田鋤き(3月)
イネの苗を植えるためには、土が柔らかくなくてはいけません。 そのため、カチカチに固まった土をトラクターで掘り起こします。


苗床づくり(4月)
苗を育てるための場所を作ります。田んぼの一角に仕切りを立てて、 水を張り、土を固め、苗床をおくための場所を作ります。


種まき(5月)
苗箱に土を入れ、水を含ませてから種を巻きます。 種の上から土をかぶせます。作っておいた苗床の上に並べ、 ビニールシートで覆い、高温状態にして発芽を促します。


代掻き(5月)
田植えの前準備として、田んぼ全体に水を張ります。 その上で、イネの苗が植え付けやすいように、トラクターで土を細かく砕きます。

田植え(6月)
米農家のメインイベントです。兼業農家では家族や親戚などがお手伝いにやってきます。


中干し(7月)
ある程度苗が成長し、20本くらいまで分げつが進んだら、田んぼの水を一旦抜きます。 太陽光で土を乾かし、カチカチに固め、イネを刈り取りやすくします。


稲刈り(9月)
米農家のメインイベントその2。収穫です。 コンバインを使って籾(もみ)を刈り取ります。
出荷
稲刈りした後のモミは乾燥機にかけた後、モミ殻を落とします。玄米の状態になります。 玄米は精米機で好みの白さに精米することができます。