意思の波紋
大きく生活を変えた時
思い切って大学を辞めた時や、転職をした時。 不思議なことを体験する。
自分が心からやりたいと思っていたことに関連する出来事やそれをやっている人に出会ったり、
偶然自分と共通点を持っている人に出会ったりということが起こる。
「意外と世界は狭い」とか「ご縁」とかいう言葉で表現されることがあるのはそれだろうと思うが、
その正体は「偶然にしてはあまりに出来すぎている」という違和感である。
- 出身地や出身校が同じ人に出会う
- 自分が欲しいと思っていた情報に意図せず出会う
- 似たようなハプニングのエピソードを持っている人に出会う
まるでこの世界の編集者がシナリオを書き換えたような、
唯物論的世界観では説明することのできない現象が起こるのだ。
意思は波紋のように広がる
この現象に何か呼び名があるのかはわからないが、「意志の波紋」とでも表現されるような現象があるのかもしれない。
強い意思を持って現実を変えることを決断し、行動を始めるとき、 その意思が何らかの形で周囲に伝播し、それに関連した出来事が発生する。
そうとでも言わなければ説明できないような体験を何度かしてきた。
詳しいことはわからない。人の空間や時間の認識では測ることのできない何かが起こっているのかもしれない。
生きている間にその謎が解明されるかはわからないが、そこに生命や人生、それを内包するものの神秘があるのだろう。
自分を信じて
古い現実から離れ、何か新しいことを始めるのは不安でもある。 何が起こるかわからないし、大失敗をするかもしれない。
しかし動き出せば、世界は何らかのレスポンスを返してくれる。
色が塗られてしまったところだらけでそれ以上描くことのできないキャンバスを思い切り、 まっさらなキャンバスに飛び出せば、それまでには想像もできなかったような世界が描けるのかもしれない。