無職のキャンバス
無職となった今、人生を見つめる
筆者は今、31歳・無職である。
つい先週に勤めていた会社を退職し、来月から別の会社に所属する予定であるが、その間は束の間の無職なのである。
(実際には副業をしているので、完全な無職ではないのだが、ここでは深く追求しない)
幸い、お金は少しばかりあるので、一人旅などをしながら「何者でもない」時間を大切に過ごしている。
ひとは本来何者でもない
「エンジニア」「コンサルタント」だとか、「会社員」だとか、そういった社会的な役割を一旦リセットして考えると、 人は本来何者でもないはずなのだ。
しかし日々の仕事に忙殺されていると、その役割が自分自身であるかのように錯覚してしまう。
だから、たまにはその役割からはなれて、自分は何者でもなく、何に時間を費やすのかを選ぶ自由があることを思い出す必要がある。
無色となったキャンバスに、何を描くか
何も描かれていないキャンバスに、自分が持っている画材を使ってなんでも描けるとしたら。あなたは何を描くだろうか。
画材は、自分が今まで培ってきたスキルや、経験や、価値観などである。もちろん、新たな画材を見つける旅に出てもいい。
自分はどのような人生を歩みたいのか。何を大切にし、叶えていきたいのか。
日本や世界を駆け回ることだろうか。あるいは子どもや若い人たちの笑顔だろうか。志を同じくする仲間と過ごす時間だろうか。
そういったことを、次々に映り変わる風景を見ながら考えている。