エンジニアの商売道具とコード資産を磨く
キャッチアップで疲弊しないエンジニアになる方法
IT系のエンジニアは、常に勉強しなければいけないという宿命を持っていると言われる。 技術の移り変わりは激しいので、それをキャッチアップしなければ自身の価値が下がってしまうという怖さがある。 そんな状況では、未来の人生に不安がつきまとう。そんな不安の対処法を記す。
自分の領分を決める
IT系の技術は日々凄まじい勢いで発展している。だからこそ、これ以上は追従しないという考えも必要だ。
自分が高いパフォーマンスを出せる領域を決めて、その領域なら持ち前の
どのようなものを提供できるのかを自分自身がはっきり知っておく必要がある。
商売道具と在庫を持っておく
例えば、ボタンのUIコンポーネント。これを一から実装するのではなく、ある程度のバリエーションを持っておく。 ページレイアウトやDockerfileなどもそう。基本の型を持っておくことで、迅速に対応できるし、工数の見通しも経ちやすくなるだろう。
家を建てる仕事をしている人は、必要な道具や材料を持っているだろう。
また、仲間の職人に共有しやすいよう、ノウハウを残したりもするだろうし、構成がある程度決まった部品はユニット化して使いまわせるようにするだろう。
エンジニアも、そのような資産を増やすことを普段からやっておくと良い。
技術発信よりも資産づくり
IT倉庫を作る。技術発信はトレンドの一時点を切り取ったものになりがちだが、
一度丁寧に作ったコンポーネントは長く使い続けられる。長い間汎用化できるコード資産をたくさん持っておこう。
フロントエンド部品倉庫
- ボタン
- ヘッダー、フッター
- ページネーション
- レイアウト
- React環境テンプレート、tsconfig.json等
サーバーサイド部品倉庫
- Dockerfile、Docker composeテンプレート
- Lambdaテンプレート
- 画像アップロード処理、CSVダウンロード処理
- SNSログイン