sagara.inkITエンジニアのまとめノート

[2022/R4]ネットワークスペシャリスト試験の学習計画と受験してみての感想

ネットワークスペシャリスト試験

4/17に令和4年度のネットワークスペシャリスト試験(ネスペ)を受験しました。 高度区分の試験としてはデスぺ、支援士に続きこれで3つめになります。

私の情報処理技術者試験の取得経歴

私のIPA受験経歴です。モチベーションが高い時期は連続で受けてきてますが、2年くらい受けなかったりすることもあったりとばらつきがあります。

  • 2016年4月 基本情報技術者試験(不合格)
  • 2016年10月 応用情報技術者試験(合格)
  • 2017年10月 基本情報技術者試験(合格)
  • 2018年4月 データベーススペシャリスト試験(不合格)
  • 2020年10月 データベーススペシャリスト試験(合格)
  • 2021年10月 情報処理安全確保支援士試験(合格)
  • 2022年4月 ネットワークスペシャリスト試験

じつは基本情報より応用情報を先に合格したのですが、応用情報の前に受けた基本情報で選択問題にマルをつけ忘れて午後得点がゼロで落ちてしまいました。 無念でした。翌年に再受験して合格しています。

情報処理技術者試験の学習計画

私の場合、試験を受けることを決めた時に大まかなスケジュールを組みます。 基本的には試験日前の2.5ヶ月で、テキストを読むのに1ヶ月、過去問を解くのに1ヶ月、直前対策に0.5ヶ月と割り当てます。

基本情報も応用情報も、高度も基本的には以下のようなスケジュールで学習します。

春期試験(4月中旬)の場合

  • 1月 申し込み(テキスト選定・学習計画)
  • 2月 テキスト中心の学習
  • 3月 過去問中心の学習
  • 4月 過去問+直前対策(テキスト復習、苦手分野の重点学習など)

秋期試験(10月中旬)の場合

  • 7月 申し込み(テキスト選定・学習計画)
  • 8月 テキスト中心の学習
  • 9月 過去問中心の学習
  • 10月 過去問+直前対策(テキスト復習、苦手分野の重点学習など)

ネットワークスペシャリストの学習

私はWebアプリケーション開発がメインのエンジニアなので、 ネットワークの中でもデータリンク層やネットワーク層などの低レイヤの知識にはあまり自信がありませんでした。

そこで、基本的な知識を身につけるためにテキストとは別にマスタリングTCP/IP 入門編(第6版)を購入しました。

1月

1月の募集開始日に申し込みました。

試験対策テキストはその都度選んでいて、出版社は毎回バラバラなのですが主に以下のような基準で選んでいます。

  • 分野ごとに体系化された知識が載っているか
  • 視覚的に読みやすそうか(2色刷りなど)
  • 過去問が提供されているか
  • 午後試験の対策・解説が充分にあるか

過去問がたくさんついてくることと、視覚的に読みやすく体系化されていることから今回はネットワークスペシャリスト教科書令和4年度版を購入しました。

この本は午後試験の解説が薄かったので、そこはネスペ界隈で有名な左門さんの「ネスペシリーズ」で補うことにしました。具体的にはネスペR3ネスペR1ネスペの基礎力(H28解説あり)を読みました。

2月

ネットワークスペシャリスト教科書とマスタリングTCP/IPを併読しました。

1ヶ月ちょっとで分厚い本2冊の通読はなかなか大変でしたが、教科書の前半部分はほぼマスタリングTCP/IPに準拠している内容でした。マスタリングの詳細な解説を簡潔にまとめているような内容でした。

2月の終わりあたりから、ネットワークスペシャリストドットコムを利用して、午前2対策を始めました。 スマホのホーム画面に追加して、電車に乗っている時などに1年分(25問)ずつ解いていました。ラベル(緑・黄・赤)をつけられるのが良いですね。復習も簡単にできます。

3月

午後試験を始めました。最初の1年分は時間制限はせずに、解説も読みながらじっくり解いていきました。 この時点で、正直2割も得点できていないような状況でまずいと感じ始めました。

その後も時間制限はせずに過去問を解き、解説を読むということを4年分くらいやりました。 だいたい3年分くらい解くと、自分の今の実力や苦手な分野、得点しやすい分野がわかってくるので、そういったことをたくさんメモしておきます。

私の場合、Webアプリケーション系の分野は業務に近いので得点しやすいことがわかりました。また、OSPF、BGPなどのネットワーク層以下のプロトコルを扱う問題などが特に苦手であることがわかりました。

4月

直前期なので、時間を測って過去問を解いていきました。理解が浅かった点はメモして、テキストに戻って復習するなどしました。 空いた時間でテキストを読み直したり、ネットワーク技術(IEEE802.11系の詳細やLANのカテゴリ分類の違いなど)のWeb記事を読んだりしていました。 午前2は10年分解いて、合格点は必ず取れるようになりました。

試験直前で、午前2は80%、午後1・2は40〜50%程度の正答率でした。

試験の感想

午前1

午前1は昨年秋に支援士試験に合格したため免除でした。 データベーススペシャリスト試験を受けた時に感じたのですが、高度区分の試験は体力勝負でもあるので、できる限り午前で体力を使わず温存しておくことが大事だと思います。

午前2(9:50-10:30)

半分以上は過去問から出てきたと思います。過去問道場シリーズは神です。いつもありがとうございます。 制限時間は40分ですが15分くらいで解き終えました。

自己採点結果は84点でした。

午後1(12:30-14:00)

2-3分くらいかけて問題文をサラッと読み、問1・問3を選択しました。問2は回答用紙に不穏な雰囲気を感じたのでやめました。

問1はネットワーク更改で定番っぽい問題。SYSLOGってプロトコルだったんだ・・・。ダイジェスト認証を公開鍵認証と書いてしまったのが痛い。

問3はシングルサインオンが出てきたので得意分野だろうと判断し選択。ややミスもあったが解答欄は全部埋められました。

午後2(14:30-16:00)

午後2は問1と問2どちらを選択するかで悩みました。 どちらも今どきの題材で、問1はリモート環境の構築、問2は仮想化技術の導入。 仮想化技術に関しては、業務でDockerやAWSのECSを扱っているが特別詳しいというわけでもないので、迷いました。

それぞれの設問をみて、比較的簡単に答えが浮かびそうなものが多いかどうかで比較し、 最終的には両方の設問1の穴埋め問題を解いてみて予測正答率を比べた上で問2を選択しました。

ここまでで試験開始から7-8分は経過していたと思います。個人的には、どちらの問題を選ぶかは時間をとって考えたほうがいいと思います。

思ったよりも解けた印象です。それほど込み入ったことも設問で聞かれず、するすると文章が書けました。 過去問では正答率50%超えることはほとんどなかったのですが、本番では50%くらいはいけてそうな印象です。

5ちゃんねるのネスペスレなどをみていても問2は簡単だったそうで、去年より易化しているそうです。 これはネットワーク「アプリ」試験だなんて揶揄もみられました。

合格発表

合格発表は6/24の正午です。筆記試験なので仕方ないとはいえ、2ヶ月待たされるのが真綿で首を絞められるような感覚を味わうことになります。

試験、受けてみろよ。飛ぶぞ。

試験が終わった直後の解放感は素晴らしく、病みつきになります。高温サウナや筋トレの後みたいなものでしょうか? (ちゃんと解ければですが)自分はやりきったと言う気持ち、今日まで学習に充てていた時間を自由に使えるというのは何物にも代えがたい幸せな感覚です。 これがあるから、IPA試験はやめられないんだなあ。完全マッチポンプなのですが。